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2020/10/03記載
20年クロップが入荷いたしました。昨年に比べてさらに明るくはっきりと。穏やかな酸味を感じることができます。
レギュラーで取り扱っておりましたカンデリージャからハニープロセスのロットを取り寄せました。ウォッシュドに比べるとマイルドで飲みやすくハニープロセスの特徴を楽しめるロットになります。
アプリコットやリンゴ、オレンジのようなフレーバーの質感と共に、キャラメルのような甘いアロマが特徴的に感じられます。
焙煎度合いは「ハイロースト」※中浅煎り
焙煎度目安 : 浅 ○●○○○○深
◆Casas de La Alegria(カサ・デ・ラ・アレグリア)
カンデリージャ農園の生豆を輸出するCoffee Exparts社を介して、金額の一部をCasas de La Alegria基金に寄付する取り組みがはじまりました。Casa de la Alegriaはコーヒー農園で働く季節労働者やピッカーの子供たちに対して教育や健康支援・学童保育などを目的とした託児所を作るプログラムです。
2014年よりICAFEとユニセフが主導で開始され、現在タラス、コトブルス、グレシアの3つの地域に21棟の託児所・学童を整備しています。34の農家がプロジェクトに賛同し、両親が農園で働いている間、子供たちはこの託児所で最大で週6日、1日4食の食事と学習を受ける事ができ、健康診断など健康面でのサポートも行われています。
---Bean's infomation---
[生産国] コスタリカ
[地域] タラス
[農園] ラ・カンデリージャ(マイクロミル)
[農園主] リカルド・エルナンデス
[精製方法] ハニー
[品種] カトゥーラ
◆今なお業界を牽引するマイクロミルの先駆者
良質のコーヒー生産地として有名なタラス地区の標高1,500mに、周辺9農園からのコーヒーを精選するマイクロミル LA CANDELILLA(ラ・カンデリージャ)があります。
コスタリカ・スペシャルティコーヒーの元祖ともいえる2000年に設立のカンデリージャでは、スペシャルティによって生まれた収益を少しづつ蓄え、2015年よりウェットミルに一新し、より高い品質で消費者に還元してくれています。新しいミルの効果として、果肉除去工程における品質の均一化が著しく、よりデリケートに狙ったクオリティを達成できるようになったと言います。
また、ピッキングしたチェリーの精度を測り、より精度の高いピッキングをする事で賃金を上げるような取り組みを始め、収穫精度に大きな効果を生んでいます。
◆ハニープロセス
収穫されたコーヒーチェリーをパルパーで果肉除去された後、醗酵行程をおかずにミューシレージ(粘液質)が残ったままの状態で乾燥行程に入ります。この方法によって、ミューシレージの甘味が豆に移り、通常のウォッシュドコーヒーでは得られにくいハチミツを思わせる独特の香りやボディをもったコーヒー豆が得られます。
ハニープロセスでは果肉除去の行程で過熟豆、未熟豆を取り除くことが出来るというメリットもあります。一方でミューシレージがついたままの乾燥方法は難しいといわれていますが、ここカンデリージャでは、小規模なミルである利点を活かし、アフリカン・ベッドとコンクリート・パティオを使っての天日乾燥も熟練した丁寧な作業がすみずみまで行き届き、あくまでクリーンカップのなかにハニーコーヒーの甘味・香りが楽しめるコーヒーに仕上がります。
2020/08/08記載
本年のロットが完売になりますが、翌年のロットが9月終盤に入荷してまいります。ニュークロップをお届けできることを楽しみにしております。
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