◆雑誌『近世庶民文芸―古川柳研究』第55号「潁原退蔵先生追悼号」、近世庶民文芸研究会、昭和24年10月、A5版、全40頁、一冊.
◆長崎県の出身で、京都帝国大学に学び、同学にあって俳諧を中心とする近世文学を研究・教授、戦後の昭和22年に文学博士の学位を授与されたものの、翌年に死去した潁原退蔵の追悼号.俳諧と共に潁原が熱心に研究した江戸時代の古川柳を研究する人々が集った古川柳研究会・近世庶民文芸研究会の関係者や、京都帝国大学の国文学研究者らが寄せた追悼文や年譜を載録.また潁原の遺稿も掲載.潁原退蔵の生涯を通して、俳諧・川柳を中心とする近世文学研究の歴史をたどる貴重な文献.